マコマコ通信2021年5月号

新緑の季節に「五月病」が?

目に青葉、山ほととぎすに 初鰹

この俳句は江戸中期の俳人・山口素堂の作です。
目にも鮮やかな「青葉」、美しい鳴き声の「ほととぎす」、食べておいしい「初鰹」と、春から夏にかけ、江戸の人々が最も好んだものを俳句に詠んでいるとされています。
視覚、聴覚、味覚を、端的に句にしていますね。

初物を食べることは江戸っ子の粋。
「初物を食べると七十五日長生きする」と言い、縁起の良い食べものとしてこぞって食べたそうです。
だから五月の初鰹は堪能したい。

童謡―「せいくらべ」、「こいのぼり」

この時期の童謡に慣れ親しんだものが多いです。
“やねよりたかいこいのぼり”や「せいくらべ」はお馴染みでしょう。
僕の場合は今でもフルに歌えます。

「せいくらべ」  中山晋平

メンタルは、大学生から

メンタル領域で、5月と言えば、「五月病」がすぐに頭に浮かぶ。
大学に入学し,目標喪失と環境の変化で虚脱状態になった状況を指しています。
ちょうど東京大学五月祭の時期に多いからサツキ病とも言われました。
今年は新型コロナ禍もありオンライン開催とか。

今は新入社員に

最近では学生のそれは減少していますが、新入社員では増加しています。
期待に胸をふくらませ、4月に若者は入社する。
自由に振舞え,勉強やサ-クル活動、遊びを楽しんだ学生時代と決別し、社会人への仲間入りだ。 
しかし環境は激変します。
表に示したような学生生活と社会人の大きな差異が要因でしょう。

「五月病」のように環境の激変に伴う一時的なものが多いが,長引く場合もあります。
その時は就職動機,価値観,性格傾向など見つめなおす必要があるので,専門機関への相談をお勧めします。

様々な状態が

一方「五月病」のように見えますが、「社会的引きこもり」の前兆もかなり存在しています。
この場合には、本格的な対応が必要でしょう。

最後に、「マコトの一言」で締めさせていただきます。

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