マコマコ通信 No.48 

定年がどんどん延長する

マコマコが若い時の会社・公務員の定年は55歳でした。
それが60歳、65歳、果ては70歳と、どんどん伸びてきたのです。
平均寿命も60歳代から、いまは80歳代ですから、相関しています。

相談では50歳代の方が増えています。
「疲れやすい、仕事についていくのが精一杯だ」、「眠れない、慣れないデジタル業務がシンドイ」、「気分転換と言われても、どうすれば良いのか」の言葉に集約されます。

個人差は40歳代後半から

年齢、特に加齢を意識する人が増加中。
2つの視点から考えます。
少子高齢化が世界トップである日本。
町でも高齢者(66歳以降)がどんどん増え、若者を見かけるのが減りました。
働く人の平均年齢が45歳を超えています。
老いていく親や親族、退職者に接する、例えば介護などで実感する人が増えたからでしょう。
若いうちは個人差が少ないか、目立たないとも考えられます。
しかし40歳を過ぎる頃から、それが表面化してきます。
50,60歳になれば違いが顕著になるのです。
疲労回復や意欲、集中力、記憶力などなど。
職場では新しいニーズについていく力でしょうか。
新たな仕組みやデジタル導入などへの対応からわかります。
加齢現象は世の中が安定し、変動が少ない状況では目立ちません。
経験が何よりも大切にされるからでしょう。

デジタル化で、加齢を意識する

激動の時代です。
グローバル(世界市場で販売するなど)化が進み、デジタルも進化しています。
スマホ・ネットが世の中を変えましたね!様々なものや仕組みがデジタル化され、対応が要求されます。
修得は中高年にとってツライもの。
新たな学習が要求されるから。
この視点から定年を考えます。
独断と偏見で語れば、55歳定年の方が良い人は社員4人に1人くらい。
65歳まで働くのがシンドイ人は3人に1人はいるでしょう。
でも長く働かないと生活費が確保できない現状では、そうはいかないですが。

子どもから知らされた!

僕は子どもとの関係で加齢を意識したと言うのか、せざるを得なかった。
マコマコが40歳、子どもが11歳の時でした。
神経衰弱(トランプのゲーム)でボロ負けしたのです。
2回ともね。
記憶力の差を知り、がく然となったのです。
45歳の時、子どもはゲームに熱中。
中学生でしたが、これもトランプより、もっともっと差があった。
指の使い方や反応の速さ、あるいは動体視力の差も大きいでしょう。
勝負になりません。
ガクッと疲れました。

加齢を意識しすぎるのも良くないですが、気づくのは大事です。

文 夏目誠