スターのココロ⑬ あの古市先生と

「新型うつ」は若者のデモ!!

「広がる新型うつの対応」で

前に紹介しましたNHKEテレ・「ハートネットTV」の第1回目は私と「尾木ママ」、2回目は「広がる新型うつ、その対策は」と題して、取り組んでいる企業や病院の紹介と、社会学者である古市憲寿先生と私との対談になりました。

NHKの「新型うつ」は広範囲で病気のみならず「半健康者」も含んでいます
すなわち対応しているIT系の企業の内容紹介とインタビュー。
一方、福岡県にあります「不知火病院」の徳永 雄一郎理事長が行っている「うつ病者の自助組織(「断酒会」のようなケースの人たちの目的を持った集まり)」の活動を紹介しています。

若者の「日本版デモ」か

対談で私が最も興味を持ったのは、図示したような古市先生の3つの発言です。
すなわち
1.新型うつ(半健康者を含む)は、若者の企業の在り方への抵抗・デモではないか、
2.毎日、決められた時間に通勤し働くのではなく、若者の適性を加味した働き方が必要、
3.「自助組織」は「彼らの居場所」として重要であるとの3点を指摘しました。

その中の「若者の企業活動(特に就業内容や方法)への抵抗・デモ」は、まさに「目から鱗」でした。
「そう、そうか、そういう見方もできるのか」と印象深く残りました。

取材内容や対談で深まる相互認識

2回出演し、私に印象的に刻み込まれたのは、医者以外の職種の方との討論の重要性です。
医者が「医学という枠」の中で考えますから、病気対応が中心になります。
教師や社会学者の観点・対応法も重要であると再認識しました。
刺激を受け、多少なりとも視野が広がったのではないかと・・・・