なぜ「常識・普通・当たり前」が通じないのかー解明編② 大衆社会は「常識を作った社会だ」

日本の風景が激変だ

3つのイラストを見て、何か感じられますか?
懐かしい風景。「そう、そう…」、懐かしいですね。
日本の風景の移り変わりです。
農村、都市の工場地帯、そして東京を中心にした巨大ビルの集合。
戦後70年間で、こんなに変わってきたのですよ。

次郎さんは工業社会、田舎出身、皆で共通のルールを

次郎さんと花子さんの会話を聞いてね。
SF的ですが。
「多様化社会」に生きるの花子さん、「工業・大衆社会」で生活する次郎さんですよ。

花子さん

東京で働いています。
上のイラストに示したように過重労働が多く、疲れます。
負けないようにと意識して。
高度経済成長時代が懐かしいですね。
日本の華の時代かな・・。

次郎さん

田舎から出てきて工場に採用されました。
ベルトコンベヤー作業が多いです。

知らない人ばかりで出身地もばらばら。
若者が多かったよ。
だから、まとまるためにルールがいりました。
作りました。
それが、常識、普通になっていきましたね。

高度経済成長で、給料がどんどん上がり、家も買えました。
職場結婚です。
子ども2人の4人家族です。
「核家族」の見本みたい。

花子さん

次郎さんが言いました「常識・普通」は私の社会ではどんどん変化してますね。
今は「勝ち組・負け組」の分類がきつい

次郎さん

それはないから楽ですね・・・。
「明日は今日より豊かになっていく」、ものに恵まれた豊かな生活ですよ。
「3C,クーラー、カー、カラーテレビ、リッチ気分ですよ」。

常識・普通は「大衆社会」では、すべて通じたのだ!!

工業・大衆社会です。
日本の高度経済成長の華が開いた時代です。
皆、豊かさに憧れ、それを求めた時代です。
この時代こそ「常識・普通」が最も必要な時代です。
「豊かになりたい」と言う共通の目的では、「普通の願望で当たり前。
礼儀作法のマスターは常識」であった。。
疑義を持たずにまっしぐらに走った時代です。

でもその反動が「多様化社会」に出てきます。

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