残るのは『想い出』と『人脈』‥‥⑥

退職後はないないづくしだ!!

「趣味の世界」と「仕事世界」は全く違う
(本テーマは40歳以上向きです)

退職後の生活で、最も重要なのは
「趣味の世界」と「仕事世界」は全く違うという理解でしょう。

定年後、前回に説明しました「妻への依存」を減らしたい63歳の再雇用中の五木さんは(以前は大きな支店の支店長)は、趣味を楽しみたいがゆえに、卓球を習い始めました。
ゴルフは接待を含め長年していたので、接待と関係ない卓球を選んだのです。

ここで1つの中高年者に共通の問題が出てきました。
相談に来ました五木さんと私との面談です。

2人のやり取り

五木さん:「先生、卓球を習い始めて3か月です。ビギナークラスですが。
‥‥割り切らなければと思いますが、感情が先に立みがちです。」
:「卓球を始めたのですね、それで」
五木さん:「コーチは20歳くらいの学生です。
会社で言えば新入社員。
偉そうに説明するのです。
私が上手く行かないと、邪見な説明になって。
それに比べ若い女性には優しい。
『若者のクセに‥‥なんだ、その態度は』と、怒り口調で話します。」
:「趣味などの難しさの1つは教える先生、コーチなどは若者です。
中高年者が習いに行くと、図1に示したように、会社なら部長として若手が大事にしてくれるのが当然‥‥。
五木さんには、その世界が当たり前になっていますね。
趣味の世界では、そう対応してくれない」
五木さん:「そう、そうです。
大事にしてほしいと思わないが、それなりの言い方があるだろう」
:「習う時は誰でも初心者。
会社では気づけない若者の良さも認めたらどうでしょうか。
若者には優れた点がいっぱいありますよ」

とそれとなく助言しました。
五木さんは不快な顔をして黙っていましたが‥‥。


3か月後の面談の中で

五木さん:「先生、卓球は辞めました。仕事の方が楽しい」と言います。

趣味と一口に言っても、習う、特に習い始めは難しいですね。

多分、このままでは五木さんの定年後は灰色で、妻も大変だと推測する私です。

このように図2に示すように、新たに趣味や運動を身に着けるのは思ったより容易ではないでしょう。
私は40歳からテニスをしましたが、下手の横好きで楽しめるまで10年かかりました。
お金もすべてを合わせれば80万円は使いましたよ。

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