まず「教えてほしい」の一言がキーワードに
事例から
メーカー技術部の谷口太郎さん(仮称・以下同じ)と、営業部の大山昭雄先輩との会話から始まります。
太郎さん
(緊張してます)
先輩、少しお時間がありますか?
昭雄さん
エッ、誰だっけ?
太郎さん
(口ごもりながら)
2年後輩の谷口、谷口昭雄です。
昭雄さん
後輩だった。
太郎さん
部が違い部屋も、私は3階で、先輩は5階ですから。
昭雄さん
そうか。何か用かな?
太郎さん
(緊張しながら)
実は・・
昭雄さん
遠慮せずに。
教えてほしいのですが…
太郎さん
教えてほしいんですが?
昭雄さん
それで。
太郎さん
宴会の幹事になったので、どこか良い店、教えてほしいのです。
昭雄さん
僕で良ければ。
太郎さん
宴会に強い人なのでね。。
昭雄さん
幹事か、ご苦労さん。何人くらいでするの。
太郎さん
18人くらいです。
昭雄さん
宴会場になるよね。予算は?
太郎さん
税込み込みで、6000円くらい。
昭雄さん
こみこみで6000円か。和食、洋食、中華か?
太郎さん
その選択が難しいんですが。
昭雄さん
前は何で?
太郎さん
和食で。
昭雄さん
だったら今回は中華で、どうだろう?
太郎さん
わかりました。
一人一人に聞くわけにいかないし、部長の意向だけでもおかしいですし。
丸投げみたい??
昭雄さん
話していると、僕に丸投げみたいかな。
もう少し、案などまとめてきた方が、助言しやすいよ。
太郎さん
初めての幹事なので、すいません。
昭雄さん
まぁ、仕方ないか。
中華の店、2つくらい紹介するよ。
太郎さん
よろしく、お願いいたします。
二人の会話を聞いてどう思われますか?
次回に詳しく紹介します、実は谷口太郎さんのコミュニケーション力アップの実践行動なのです。
最後に「マコマコの一コマ」で締めさせてもらいます。