ジューンブライドの季節
結婚と言えば6月。
ジューンブライドが定番ですね。
イラストは、紫陽花に彩られた道を歩んでいく夫婦を幻想的に描いて(マコマコは船から眺めています)います。
「ジューンブライド(June bride)」とは、古くからヨーロッパで「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」とされる言い伝えからです。
結婚しない人が増加
結婚と言えば幸せのイメージです。
そうでしょうか?幸せ??
答えは、婚姻率の低下に現れています。
結婚しない男女の増加です。なぜでしょうか?
マコマコは考えます。
ヒントの1です。
心理学者の小倉知加子さんは「女性の結婚には『生存、依存、保存』の3パターンがある」と提唱。
また結婚は「お金(男)と顔(女)の交換」との、身もふたもない名文句も語っている。
「生存、依存、保存」って?
「「生存」、小倉さんによれば高校卒(専門学校)などに多い結婚で、1人では生活が苦しいけど2人で働き、結婚して店などを持ちたい。
「生きるための結婚」、すなわち「生存」です。
依存結婚とは短期間会社で働き、「寿退職」か「子ども誕生退職」です。
夫の地位や収入に依存する専業主婦が理想型です。
「依存」はかつての主流でしたが、いまは減少しています。
増えている「保存」
「保存」は専門職やキャリアアップを目指す女性で、結婚や出産しても自分の生きざま、ライフスタイルは変えない、すなわち自分を「保存」する生き方です。
現在の女性のメインになりつつある。
「家」意識喪失⇒個人判断になり減少
ヒント2です。
マコマコの時代は「見合い結婚」が4割以上。
結婚は「家」と「家」の結びつきであり、親たちの意向が強く働いた。
2世帯同居も多かった。
家名、家糸を残すのが大切。
子ども、孫に代々受け継いでいく。
先祖代々のお墓の管理と供養も大事だった。
当時、女性で働く道は教師や看護師、保育士などの専門職になる以外はほとんどなかったから、経済的な面から妥協し結婚した女性が多かったと推察しています。
僕は結婚するのは自然な流れ(周りもほとんどが結婚していた)と考え、見合い結婚しました。
妻は専業主婦です。
子どもが1人、外科医をしています。
孫が2人います。
僕の遺伝子が受け継がれていくと言う安心感?があります。
平成に入ってから「家と家の結びつき」の考えが減少。
さらには二世帯同居も減っている。
そうなれば当事者の意向が大きくなります。
男女とも働いて経済的に自立していれば妥協してまで結婚する必要はない若者が増えています。
成熟社会の特徴かもしれませんが、マコマコにとって子どもの数が減っていくのは淋しいです。
にぎやかでワイワイガヤガヤがほしいと思っています。
文 夏目誠