マコマコ通信 No.65

興福寺と東大寺周辺は・・・

参加型イベントの「なら燈花会」

奈良と言えば大仏、女性なら「阿修羅」でしょうか、仏像ブームのきっかけを作ったといわれるほど人気を誇る美しい仏像です。
          
イラストは「なら燈花会(とうかえ)」です。
猿沢池(奈良公園にある周囲約360メートルの池で、昼間は興福寺五重塔が映えます。
また名月の夜は最高です)の周囲に並べられたロウソク(灯籠)が水面にゆらめき、「幽玄」と「静寂」が広がります。
このほかに五十二段、興福寺、奈良国立博物館前、東大寺、春日大社などに置かれています。

「一客一燈」として、来場者がロウソクを灯すこともでき、参加型イベントとしても親しまれています。
2025年は約2万本のロウソクが灯され、古都の夜を光で彩ります。
妻と一緒に行き、幻想的雰囲気に熔けこみ癒されました。

阿修羅像オーラに圧倒され

興福寺の国宝館に立つ阿修羅像。
映画や小説などでも有名です。
高さわずか153cmほどなのに、その前に立つと視線を離せなくなる不思議な力があります。
三つの顔はそれぞれ、わずかに異なる表情をたたえています。
正面は静かで清らかな眼差し、右顔は柔らかく微笑むような温かみ、左顔はどこか切なさを含んだ沈思。
不思議なオーラ―に圧倒された記憶があります。

大仏さんと面会

奈良のもう1つの名物は大仏様です。
大仏殿に足を踏み入れた瞬間、目の前にそびえる高さ約15メートルの盧舎那仏像。
その大きさは、ただ“見上げる”という感覚を超え、こちらが包み込まれてしまうような存在感です。
光背まで含めれば約18メートル、総重量はおよそ250トン。
そのすべてが青銅(銅合金)で造られているという事実に、ただ息を呑むしかありません。

鼻の通り抜け

大仏殿の柱のひとつに、大仏の鼻の穴と同じ大きさ(約37cm四方)の穴が開いています。
もともとは修理や構造のために開けられたといわれますが、後に「通ると健康や幸運を授かる」という民間信仰が広まりました。
穴の大きさが「大仏の鼻の穴」と同じことから「鼻の通り抜け」と呼ばれています。

私が案内した人のほとんどがチャレンジしました。
厳粛さの中の「お遊び」と言う感じですね。
恐る恐る入る人が多かった。
通り抜けた時の顔はシャッターチャンス。
不思議な表情が多かったです。

このように興福寺や東大寺は様々な面から、楽しめますよ!!

文 夏目誠

Youtubeもぜひ見てください!

最近の投稿