マコマコ通信№4.恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす

蛍の季節です。
灯りは幻想の世界に誘い、子どもに退行し安らぐのです。
“恋に焦がれて鳴く蝉よりも、鳴かぬ蛍が身を焦がす”と言う有名な歌があります。
メンタルヘルスのキーワード。
まず、事例から説明します。

上司の課長と上手くいかない2人がいます。
メーカー勤務の麻生太郎(仮称 以下同じ)さんと、銀行勤務の渡辺次郎さんです。

麻生さん

久しぶりだね、元気で何よりだ。

渡部さん

うーん。ちょっとストレスはあるが。

麻生さん

チョットかいな。
俺はひどいぞ。
いまの課長と相性は悪い。
なんせ、やり方は違うわ、口うるさいんだ。
ドツキタクなる課長や!

渡部さん

いずこも同じか。

麻生さん

前の課長はよく理解してくれた。

渡部さん

わかる。わかる。
麻生は昔から言いたいことを言うから睨まれやすいよ。

麻生さん

目の敵にされるわ。
課長が転勤するまでの2年、どう過ごすかが、悩みや。

渡部さん

僕なら我慢するか・・。

麻生さん

我慢は健康に良くないぞ。

渡部さん

耐えるのも必要かな。

麻生さん

学生時代から、お前は「ジッと我慢な子」だった。

渡部さん

そうそう。下痢はするは円形脱毛は出来るわ。体は悲鳴を上げている?

麻生さん

言いたいことを言うから、ストレスは減る。
…どちらがいいかなぁ。

麻生さんは「蝉型」で、渡辺さんは「蛍型」

心身医学の第一人者である池見酉次郎九大名誉教授は蝉しぐれで鳴き続ける「蝉型」はストレスがたまらず、身に秘めた激しい感情を発散せずに身を焦がして光を放つ「蛍型」は、心身を痛めると提案しています。

ストレスは、おしゃべり・感情発散や気分転換で対処したいですね。

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