睡眠医学の科学的進歩が凄いです。
まず、身近な疾患なら睡眠時無呼吸症候群の早期発見と対処でしょう。
大脳にある海馬が様々な記憶を整理し、定着させる働きがあるのが分かったこと。
また海馬は、頭を使えば使うほど神経新生がおきていることが分かったのです。
脳細胞は加齢とともに減っていくとされていましたから。
睡眠の効用は脳の老廃物の除去であることが判明しました。
老廃物の中に認知症と関係するアミロイドβが多くあり、認知症予防研究が進んできました。
日本の柳沢正史博士によって神経伝達物質であるオレキシンが発見され、副作用がほとんどない新たな睡眠薬ができ、使用できるようになりました。