異説 本能寺の変

WEB小説 第2弾

小説を書きたいと、大学時代から時に思うことがありました。
文章が下手なうえに、情景描写ができない。
さらには肝心かなめの構想やプロットができない。

興味を引くような内容が…。
前回「キャラキラの舞」のWEB小説を書きましたが。
今回からは好きな歴史で、自分なりの構想で実験的に書きました。
お読みいただける人がいましたら望外の幸せです。

天正‥年、尾張の茶室で2人の武将が‥‥

ある夕べに茶を楽しむ2人男の姿があった。
一人は風貌に知的な輝きがあり、一名は猿のようなくしゃくしゃの顔だが愛嬌たっぷり。
茶室は、この時代、茶をめでるよりも密談に使われる方が多かったようです。
特に武士では…

織田信長は密談に使用する一方、茶器、会席の格式を与えることによって武将への恩賞に活用していた。

客人役の愛嬌たっぷりの武将は
「このような場を持てたことをうれしく思う。あなたと、じっくり話すのは初めてでしょう」とつぶやけば
茶主の武将も「実は意外です。まさか‥‥、あなた」と‥‥

実はこの2人、客人が「猿面冠者」と言われている豊臣秀吉であり、茶主が明智光秀だ。
エーッと思われる方も多いだろう。
そんな史実があっただろうか‥‥云々。
当然である。
史実では実証はされていないからだ。
あるかもしれない。

小説の世界は新解釈と想像が命だから‥‥

この場を設けた2人の軍師・家老がいた。
2人の武将は信長と違い、部下の意見や進言を聞き、受け入れる人。
秀吉側の黒田官兵衛孝高、光秀の方は斎藤利光(この時は家老、光永と親族関係がある)だ。

主君、織田信長様の激しい感情、部下をあたかも道具扱いする性格や行動に懸念を抱いていた、と言う背景が二人には共通している。
特に斎藤家老は、主君光秀が信長公に嫌われていると信じており、今後のことに対して強い不安と疑念が渦巻いている。
また、後述するが、1か月くらい前に創業以来の重臣3名が突然追放されたことも関与していたのは間違いない。

もう1点は筆者の解釈だが、ともに50歳前で、人生の終末期に近づいていること、今以上の地位は得られないのも似ている。

いつのころか定かではないが、酒席で歓談した2人は、お互いに「双方、主君がお会いになり、腹を割って話すのは情報交換になり、何かと将来につながります」と言いかわしたのがきっかけだ。

酒の酔いもあって、場所は茶席が良いだろうとなった。
「お互いの将来のために」が口説き文句であったが‥‥2人は考えに考え抜いただろう。
主君も、「そうか、一度は茶の湯も良い、風流だ」と乗ってきた。

果たして、ともに、相手は来てくれるだろうか?
秘密は保持されるかどうか‥‥不安や危惧はあったが。